ハンドメイド販売を始めると、

「もっと新作を増やさなければ」
「たくさんの種類を並べたほうが選んでもらえるかも」

と、焦ってしまうことはありませんか?

もちろん、作品の種類を増やすことが必要な場合もあります。

しかし、新作を増やすほど、材料や在庫、作り方の管理も増えていきます。制作に追われ、一つひとつの作品を育てる余裕がなくなってしまうこともあります。

新しい作品を作る前に、まず見直してほしいのが、すでに一度選ばれた作品です。

「1個売れた」は、お客様からの大切な反応

実は、1個売れた作品には、もっとたくさん売れる可能性があります。

「1個しか売れなかった」と考えるのではなく、数ある作品の中から実際に一人のお客様が選んでくださった、と捉えてみましょう。

そこには、何らかの「選ばれた理由」があります。

  • 色が好みに合っていた
  • 形や大きさが使いやすかった
  • 素材の組み合わせが魅力的だった
  • 身につける場面を想像しやすかった
  • 写真を見たときに目に留まった

一度売れたからといって、必ず売れ筋になるとは限りません。

それでも、まだ一度も選ばれていない新作を増やすより、選ばれた実績のある作品を育てるほうが、次の販売につながる可能性があります。

NG① 新作を増やしすぎる

たくさんの作品を並べたほうが、選択肢が増えて売れそうに感じるかもしれません。

しかし、種類を増やすほど、必要な材料や在庫も増えていきます。

さらに、作品ごとに作り方や撮影方法、価格を管理しなければなりません。

新作を次々に作る前に、まずは今ある作品の中から、

「実際に売れた作品」
「反応の良かった作品」
「自分が安定して作れる作品」

を見つけてみましょう。

NG② 売れた作品を一度で終わらせる

一度売れた作品を、そのまま終わらせてしまうのはもったいないことです。

基本の形を変えずに、

  • 色を変える
  • 素材を変える
  • 季節に合う組み合わせを作る
  • 使用する場面に合わせて展開する

といった工夫をすると、一つの作品から複数のバリエーションを作れます。

まったく異なる新作を増やすよりも、作品同士に統一感が生まれ、お客様にも選んでいただきやすくなります。

「この形のピンクが好き」
「同じデザインで黒も欲しい」

という新しい要望につながることもあります。

NG③ 毎回、感覚だけで作る

売れた作品をもう一度作ろうとしても、

「前回と同じ形にならない」
「材料をどのくらい使ったか覚えていない」

という状態では、安定して販売を続けることが難しくなります。

制作するときは、

  • 使用した材料の種類
  • リボンの長さ
  • 完成した作品の大きさ
  • 制作工程
  • 制作にかかった時間
  • デザイン図

などを記録しておきましょう。(私もレシピノートが何冊かあります。)

その日の感覚だけに頼らず、同じ形・同じ品質で繰り返し作れるようになることが、販売への自信にもつながります。

増やすのは、新作より先に「選ばれた作品のバリエーション」

新作を増やすこと自体が悪いわけではありません。

ただし、時間も材料も限られている中で販売を続けるなら、すでに選ばれた作品を育てる視点が大切です。

まずは一つの作品をきれいに作り、色や素材を変えながら展開してみる。

その反応を見ながら、少しずつバリエーションを増やしていく。

それが、無理なく売れ筋を育てる最初の一歩です。

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